積読記録

最近買った本を積み上げてみたらあまりにも魅力的な山が出来上がっていたので自分で震えました。嬉しくて。

上から
イーユン・リー「黄金の少年、エメラルドの少女」
フラナリー・オコナー全短篇 上下巻
佐藤 正午「鳩の撃退法 上」
梅原 猛「隠された十字架 法隆寺論」
佐藤 優「知性とは何か」

「さすらう者たち」で惚れたイーユン・リー、短編も文庫で出ていたので購入。ずっと読みたかったオコナーの全短篇はまさかの復刊、twitterで知ってすぐに予約しに行きました。ようやく手に入れたもの。オコナーを知ったのは桐野夏生さんの「OUT」から。この復刊は本当に嬉しい。大切にじっくりと読んでいこうと思います。糸井重里さんの押しもあって盛り上がりを見せている佐藤正午さんのハトゲキ。どんな罠が仕掛けられているのか想像するだけで楽しみ。法隆寺論は大好きな漫画「日出処の天子」のあとがきの対談で知って気になって購入、ちょっと難しいかなと思ったのですが知っている名前がどんどん登場するので絶対読みたい知りたいという執念深さで。読み切って法隆寺へ行くのが今年の目標。それから佐藤優さんの本はもはや薬のような存在。帯にあった「反知性主義」の定義を読んでグッと心つかまれました。“反知性主義を大雑把に定義するならば、「実証性や客観性を軽視もしくは無視して、自分が欲するように世界を理解する態度」である。”あー興味深い〜早くもっと読みたい。

本当に全部同じくらいに読みたくて、どれから手をつけたら良いのかなんて選べなくて、結局積読の山を眺めつつフィギュアスケートを見ていたら今日が終わりました。
平日に佐藤優さんを少しずつ、寝る前にオコナー堪能して、休日の午前中にイーユン・リーからの一呼吸置いて法隆寺論読み解いて、夜は一気にハトゲキ。そんな予定です。

新潮 “創る人52人の「激動2017」日記リレー”

“激動の2017。トランプ大統領就任、参院選(自民圧勝)、世界各地でのテロ、北朝鮮危機、人工知能の急成長、ビットコイン乱高下ー
世界の不安定さが急加速した一年を「創る人」はいかに生きたのか?
365日(52週)を52人の1週間日記でつなぎ、未来に伝える超大型特集!”

なんて面白そうな特集なんだろうと、見た瞬間に買うことを決めた新潮3月号。
表紙に記載されている52人のなんたる顔ぶれ。先日も記事にしたばかりの桐野夏生さんの2017年版日記が読める!
個人的に特に見逃せないのは桐野夏生さん筆頭に、金原ひとみさん、朝吹真理子さん、川上未映子さん、円城塔さん、瀬戸内寂聴さん、平野啓一郎さん、阿部和重さんあたり。

なかでも金原ひとみさんが特に好きだなと。言葉が冴えててドキドキする。1週間だけではなく一ヶ月分を本にしてほしい。フランスで子育てをしながらも尚、こんなにもひりついている一部がなんとも愛おしい。ワインの話から始まりワインの話で終わるのも金原さんらしくて。

あと川上未映子さんの日記はやっぱり面白い。未映子さんを知ったのは芥川賞受賞のニュースで、歌手しながら作家という肩書に外見の可愛らしさも相まってふーんという印象でしたが一冊目の「そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります」のもとになったブログを見て愕然。頭のなかに言葉が溢れかえって苦しいというのが次から次へと伝わってきて、この人は本気で文章を書かなければいけない才能を持ち合わせて生まれてきた人なんだとすっかりファンになりました。「私はゴッホにゆうたりたい」とか涙が出るかと思った。心への浸透度が高い。いつかはサインまでもらいに行きました。可愛かったです。Marniがものすごく似合う人ってイメージ。

「創る人」は日々の生活の違和感をすごく大切にしていると思う。だからこそ何かを生み出すことが出来るんだろうな。
誰でも書くことが出来る日記。なかでも言葉を紡ぐことを生業にしている人々の日記は、どんなに短くてもエッジがきいていて最高でした。
みんないつも少し怒っていて、何かにちょっと怯えてる部分もある。トゲトゲしさもあったり、ときに可愛らしくて笑ってしまったり、なんて贅沢な一冊なんでしょう!

あまりにも面白かったので触発されて私もここで日記のようなものを書いてしまうかもしれません。なんの役に立たなくても、読み流してもらえたらと思います。
またそのうち。

新潮 2018年 03月号

月のリズムに合わせてパワーチャージ!【SHIGETA】ルナバスソルト

根っからの頑固な冷え性なので昔から湯船に浸からないと眠れず、入浴剤は毎日の必須アイテムです。もっぱら薬局で購入していますがなんとなく贅沢したい気分や特別に疲れている時にはちょっといいバスソルトを使いたい。
そんなわけで発売後から気になっていたSHIGETAのルナバスソルトを購入しました。

新月、上限の月、満月3つの月のフェーズに合わせて精油をブレンドしたバスソルト。
月のリズムでバスソルトを選べるなんてちょっとロマンチックな気分。このコンセプト、魅力的です。

バスソルトの透明感たっぷりでキラキラした見た目も大好き。
普段、SHIGETAのバスソルトは“グリーンブルーム”を愛用しています。香りはもちろん身体の芯から温まって、色々削ぎ落としてくれるようなスッキリする作用がある気がします。(そういうのを浄化と言うんでしょうか…照)
いい香りのするきれいなお湯に身を沈めるというのは、言うまでもなく心地良くて大切な時間です。

・Full moon -LOVE-
海塩、オレンジ果皮油、ニオイテンジクアオイ花油、エンピツビャクシン油、パチョリ油、アゴニスフラグランス枝/葉油、ベチベル根油、ラブダナム油、ショウズク種子油、トコフェロール
・Crescent moon -FLOW-
海塩、ラバンデュラハイブリダ油、エンピツビャクシン油、ラベンダー油、イランイラン花油、マヨラナ葉油、オニサルビア油、トコフェロール
・New moon -PURE-
海塩、グレープフルーツ果皮油、レモン果皮油、セイヨウアカマツ葉油、セイヨウネズ木油、セイヨウハッカ油、フサヌススピカツス木油、ローマカミツレ花油、ヘリクリスムイタリクム花油、トコフェロール

ちょっと鼻を近づけるだけで優しい香りが。新しいアイテムが3つ一気に増えた感覚も嬉しいセット。

着々と増えてきたSHIGETAグッズ。化粧品にはあまりこだわりはありませんでしたが、オーガニックのものは使ってみて始めて良さがわかるな〜と感じています。

次の新月は2/16。New moon -PURE-の使い始めが今から楽しみです。

「白蛇教異端審問」桐野夏生

なんだか疲れているときは小説を読む気分にはなれず、きまって手を伸ばしてしまうのが桐野夏生さんのエッセイ「白蛇教異端審問」。読みすぎて本がもうボロボロになってしまいました。
エッセイやショートコラム、直木賞受賞した日々の日記に書評・映画評などリアルな姿がそこにあって、小説からは知ることが出来ない桐野さんという存在を感じられることがとても嬉しいのです。“イカのくさみが消えていないと娘に言われ、むかついて書斎へいく桐野さん”とか最高じゃないですか。
それから匿名や評論家の批判に対して真っ向から戦いを挑んだ連載も読むことが出来ます。“スルーするのが美学”と捉えられている(ような気がする)批判論争ですが、命を削って書いている小説に対しての軽口に対して正々堂々と立ち向かっていく桐野さんがかっこよくて人間味溢れていて本当に大好きです。信念を垣間見ることが出来て、桐野夏生信者としては光栄ですとしかいえない一冊。
 

「人は生まれ落ちた瞬間から、「やむなき旅人」となる。旅に出たくなくても、ひとつところに留まりたくても、生まれた以上は個人という旅を続けねばならない。長い人生、何が起きるかはわからない。人は偶発的な災難や事故に危機感を持ち、目配りしながら生きる者たちであったはずだ。いずれ来る死への茫漠たる不安を抱え、それでもなお仕事を片付け、家族を愛し、恙ない一日を送ることのできた感謝を持ちながら。」(やむなき旅人 より)
 

久々に読み返して、ページをめくる手が止まってしまったエッセイの一部分。こんなにも心に染みる文章があるだろうかとあらゆる人に伝えたい。

ちなみに桐野さん著書ベスト3は「柔らかな頬」「グロテスク」「残虐記」。どれも読むのに体力がいる力強い作品たち。そろそろ再読したいな。
“自分の身辺を晒したり、装飾するエッセイが苦手”とあとがきにありましたが、またいつか出してくれたらいいなと心から望んでいます。