新潮 “創る人52人の「激動2017」日記リレー”

“激動の2017。トランプ大統領就任、参院選(自民圧勝)、世界各地でのテロ、北朝鮮危機、人工知能の急成長、ビットコイン乱高下ー
世界の不安定さが急加速した一年を「創る人」はいかに生きたのか?
365日(52週)を52人の1週間日記でつなぎ、未来に伝える超大型特集!”

なんて面白そうな特集なんだろうと、見た瞬間に買うことを決めた新潮3月号。
表紙に記載されている52人のなんたる顔ぶれ。先日も記事にしたばかりの桐野夏生さんの2017年版日記が読める!
個人的に特に見逃せないのは桐野夏生さん筆頭に、金原ひとみさん、朝吹真理子さん、川上未映子さん、円城塔さん、瀬戸内寂聴さん、平野啓一郎さん、阿部和重さんあたり。

なかでも金原ひとみさんが特に好きだなと。言葉が冴えててドキドキする。1週間だけではなく一ヶ月分を本にしてほしい。フランスで子育てをしながらも尚、こんなにもひりついている一部がなんとも愛おしい。ワインの話から始まりワインの話で終わるのも金原さんらしくて。

あと川上未映子さんの日記はやっぱり面白い。未映子さんを知ったのは芥川賞受賞のニュースで、歌手しながら作家という肩書に外見の可愛らしさも相まってふーんという印象でしたが一冊目の「そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります」のもとになったブログを見て愕然。頭のなかに言葉が溢れかえって苦しいというのが次から次へと伝わってきて、この人は本気で文章を書かなければいけない才能を持ち合わせて生まれてきた人なんだとすっかりファンになりました。「私はゴッホにゆうたりたい」とか涙が出るかと思った。心への浸透度が高い。いつかはサインまでもらいに行きました。可愛かったです。Marniがものすごく似合う人ってイメージ。

「創る人」は日々の生活の違和感をすごく大切にしていると思う。だからこそ何かを生み出すことが出来るんだろうな。
誰でも書くことが出来る日記。なかでも言葉を紡ぐことを生業にしている人々の日記は、どんなに短くてもエッジがきいていて最高でした。
みんないつも少し怒っていて、何かにちょっと怯えてる部分もある。トゲトゲしさもあったり、ときに可愛らしくて笑ってしまったり、なんて贅沢な一冊なんでしょう!

あまりにも面白かったので触発されて私もここで日記のようなものを書いてしまうかもしれません。なんの役に立たなくても、読み流してもらえたらと思います。
またそのうち。

新潮 2018年 03月号

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